SP109・60点で首位発進した羽生結弦(24=ANA)が、212・99を記録して、合計322・59点で優勝した。

フリーと合計点の自己記録を更新。2位に59・82点差をつけ、自身4度目のスケートカナダで初優勝を飾った。

羽生の一問一答は以下の通り。

-非常にうれしそうな表情は久しぶり

久しぶりに心の中から自分に勝てたと思える演技でした。300点を超えたいという気持ちはもちろんあったんですけど、それよりも、スケートカナダで優勝したいっていう気持ちが強くあった。

-ループを克服できたか

まだ昨シーズンも含めてきれいに降りて(着氷して)ないってことは、まだ足りないかなと思っています。もう練習しかないなと思っています。

-昨日集中の仕方を話していたが、今日はどうだったか

今回の目標として、どれだけ自分の感情っていうか、燃え上がり過ぎないというか、そういうことを課題にしていた。それがうまくできたかなと思ってはいます。何か今、壁が見えているんですよね。越えなきゃいけない壁みたいなものがあって。

-それはどういう壁か

何て言えばいいのかな。何か自分も大人になったんだなという感じなんですかね。感情だけで動いてこれてた昔とは違って、ある程度抑えないと。この2シーズン、けがしたりとか、その前はインフルエンザにかかってしまったりとか。ある程度抑えてキープして、良い感じにピークをもっていかないとダメだなという壁があって、それを越えたいっていう自分がいます。あとは今回のショートの演技と、フリーの演技とで、感触としてはちょっとずつ頂上が見えてきているのかなとは思っています。