W杯団体戦を前日に終えたばかりの卓球日本代表は11日、残り約1カ月となった東京オリンピック(五輪)選考レースに向け、羽田空港を出発した。

女子の残された大会は主に今週のオーストリアオープン、次週のT2ダイヤモンド(シンガポール)、来月12~15日のグランドファイナル(中国・鄭州)の3大会。伊藤美誠(19=スターツ)は平野美宇(19=日本生命)石川佳純(26=全農)とワールドポイントで2000点以上差をつけており、グランドファイナルを待たずして、シングルス代表権をつかむ可能性がある。

伊藤は「人のことは考えない。3大会とも日本人で1番になれば代表はついてくる」と述べ、旅立った。