SP首位発進の16歳、アリョーナ・コストルナヤが初のファイナル進出を決めた。

同門でシニア1年目を過ごすトルソワ、シェルバコワに続き、3人そろってGP2連勝。1カ国が6戦全てで優勝するのは女子シングル初の快挙で「『全てのメダルを取れたらいいね』って3人で笑っていたけれど、実際にそうなって非常にうれしい」と喜んだ。

冒頭の3回転半に2回転トーループをつけて2・51点の加点を獲得。続く3回転半の着地で乱れた以外は、大きなミスなくまとめた。音楽との調和などが評価される演技構成点は、5項目中3項目で10点満点の9点台。日本のファンからは演技を「美」と評され、自らも「シーズンの最初、こんな成績は想像できなかった。美しく滑ること。それだけ」とクールな表情でうなずいた。ザギトワを含めて、同じリンクで練習する4人が名を連ねたファイナルも「目標はいつもと同じ。美しく、きれいに滑ること」と志は変わらない。