来季からアイスダンスに転向する高橋大輔(関大KFSC)は転倒もあり、65・95点で14位だった。

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今大会が最後のシングルとなる高橋が、競技会では最初で最後となる新SP「ザ・フェニックス」を演じきった。冒頭のフリップとトーループの連続3回転ジャンプは、後半のトーループが回転不足となりながらも着氷。しかし、続く3回転半で着氷が乱れ、最後の3回転ルッツは転倒した。

それでもアイスショーで披露してきた、こだわりのプログラムを気迫のこもった表情で滑った。「出来としては最悪です。でも、最後にこういうチャレンジができて良かった」とし「あと10年若かったら…」とニヤリ。シングルを締めくくる22日のフリーへ「全日本に出ているのはぜいたくなこと。最後は思い切り、1人で滑るのを楽しんで滑りたい」と意気込んだ。