SP首位発進の羽生結弦(25=ANA)が、フリーで172・05点を記録して、合計282・77点で2位となった。4年ぶり5度目の優勝は逃した。

冒頭の4回転ループで着氷が乱れ、3回転ルッツでは跳んだ瞬間に回転がほどけるミスが起こるなど、ジャンプで精彩を欠いた。最後に予定していたトリプルアクセル(3回転半)とダブル(2回転半)の連続ジャンプは、得意の3回転半で転倒。フィニッシュポーズ後は苦笑いを浮かべた。

演技後に、言い訳はしなかった。ここまで5週間で3戦の過密日程にも「関係ないです。(自分が)弱いです」とばっさり。4年ぶりの全日本選手権を振り返り「終わっちゃったなって感じです。もう…何もないですよ。本当に弱かったってだけです」と話した。