女子の古川学園(宮城)は初出場の横浜隼人(神奈川)をストレートで下し、2回戦に進出した。キューバ人留学生バルデス・メリーサ(2年)が計12得点で勝利に貢献した。

20年ぶり4度目の優勝を狙う古川学園が創部60年目の新年初公式戦を白星で飾った。岡崎典生監督(51)は「メリーサが落ち着いて試合に入ってくれた」と若きエースを評価した。初出場の相手に対して15年連続出場。しかし前日4日、センター王凛華(3年)が軽い食あたりで急きょ先発から外れ、1、2年生4人の若い布陣でスタートした。

立ち上がり2点を先取される中、バルデスのブロックや右アタックなどで逆転。終盤にはバックアタックで突き放した。第2セットも一時逆転を許したが、2回も6連続得点を決め、圧倒した。多彩な攻撃を披露したバルデスは「自分の仕事ができたけど、まだまだいいプレーができる。ブロックミスやスパイクが外れてしまった。明日からミスをしないようにして絶対に日本一になる。(個人)タイトルも取りたい」。エースは最後まで、頼もしかった。【佐々木雄高】