スケートボード・ストリートで東京五輪を目指す堀米雄斗(21=XFLAG)が9日、東京・江東区の香取神社で初詣をした。

これまでも訪れた地元の「スポーツの神様」に、五輪イヤーの活躍を祈願。「今年は大きな年。自分にとってもチャンスなので、頑張りたい」と話した。

昨年は前半に負傷などで出遅れたが、後半は大技の「ノーリーバックサイド270ノーズスライド」を武器に7月のSLSロサンゼルス大会、8月のXゲームで優勝。9月の世界選手権でも2位に入るなど、五輪金メダル候補の力を見せつけた。五輪出場権を争うランキングでも2位につけるが「まだ出られるか分からない。集中して(五輪予選対象大会で)1つずつ結果を出して、五輪出場を狙いたい」と言った。

本場の米ロサンゼルスを拠点に世界を転戦する堀米だが、年末年始は山形に家族旅行に出かけ、スノーボードを楽しんだ。10日にはロスに戻り、今月末には名古屋で行われるストリートスポーツの世界大会「キメラ」に出場するために再び帰国する。「新しいトリックも練習している。少しずつ完成度を高めて、コンテストでやりたい」と、さらなる飛躍を目指して話していた。