新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、日本オリンピック委員会(JOC)は3日、今月下旬に予定していた22年北京冬季五輪の現地事前調査を取りやめたことを明らかにした。

都内で会見を行った山下泰裕会長は「情報収集をしっかりして、競技団体と一緒に選手や関係者の安全確保に努めたい」と話した。JOCは1月30日の世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言を受け、調査実施の可否を検討していた。代替日程などの今後の対応については未定という。