大会最終日の23日は男女5階級が行われ、女子78キロ級で19年世界選手権銀メダルの浜田尚里(29=自衛隊)が、初戦の2回戦から4試合連続一本勝ちで決勝に進出した。

3回戦はウクライナ選手に強化してきた右内股で一本。準々決勝と準決勝は得意の寝技で堅実に抑え込み、圧巻の内容で存在感を示した。決勝の勝敗に関係なく、五輪代表に選出される見込み。

男子90キロ級で昨年世界2位の向翔一郎は準々決勝でアゼルバイジャン選手に敗戦。敗者復活戦を制し、3位決定戦に進んだ。女子78キロ超級で五輪代表を逃した18年世界女王の朝比奈沙羅は、準決勝で12年ロンドン五輪金メダルのオルティス(キューバ)に一本勝ちして決勝に進んだ。男子100キロ級のウルフ・アロンと同100キロ超級の原沢久喜は故障により欠場した。