Bリーグの大河正明チェアマン(61)は17日、都内で会見を開き、4月1日までのB1、B2の試合を中止にすることを発表した。一問一答は以下の通り。

-中止に至るまでの経緯

大河氏 土曜日に1試合中止になって、チームや選手に「コロナの感染者が出た」と動揺があった。翌日曜日に選手会の田口会長(千葉)と話をして、日曜日だけは開催して、次節以降は話し合って決めることを伝えた。

-4月1日まで中止した試合はどうする

大河氏 3月20日から4月1日までの95試合は中止なので、取りやめる。リーグ戦は再開を目指しているので中断という形になる。

-14日、15日中止になった試合はどうするか

大河氏 代替試合を考えている。

-選手とはどのような意見交換をしたか

大河氏 昨日意見交換をして、不安などを聞いた。我々からの行動指針であるとか無観客での開催など理解してくれているとは思っていたが、所属チームにも温度差があったと思うのでていねいに向き合って話をした。個人的には来週以降もコミュニケーションを取って理解を深めたい。

-シーズンがこのまま終わる可能性もあるか

大河氏 結果論なので今判断はできないが、政府の方針や、新学期がどうなるかなどが分かっていく中で、4月以降どうしていくかを考えていきたい。実行委員の中では、プレーオフは何とかやっていきたいと考えている意見が多かった。

-行動指針を具体的に

大河氏 我々の中では、37・5度以上の熱が2回出た場合には、クラブで責任を持って対処することとした。試合中の飲み物は回し飲みせず個人で飲むことや、ロッカールームで長い時間話さないようになどがある。(熱が出た)審判の方は、朝は大丈夫だったけど、会場で(熱が)出てしまった。選手も審判も不安になってしまう心理状態になることが分かったので「これを守れば誰が見ても試合がちゃんとできる」という指針を作りたい。

-収入やスポンサーへの対応について

大河氏 無観客も中止もチケット収入がなくなることは同じ。中止にすることで遠征費などはなくなった。スポンサーに関しては本来画面に映らない看板をスタンドに置いて露出を増やしたりして、多くのスポンサーの反響が良かった。