NBAの下部Gリーグで今季プレーした馬場雄大(24)が9日、Bリーグアワード(年間表彰)でブレーク・ザ・ボーダー賞を受賞した。オンラインでの表彰式に出演し、「名誉ある賞をいただき、ありがたいこと。感謝している」と喜んだ。

常識を覆す活躍や限界を超える取り組みをした関係者や団体に贈られる賞で、Bリーグから初めてNBAに挑戦したことが評価された。今季はマーベリックス傘下のレジェンズで41試合に出場し、1試合平均6・3得点、2・5バウンド、1・3アシストを記録。「調子が悪い時や、思うように行かない時もあったが、自分の役割を全うすることでプレータイムをもらえ、アジャストできるようになった」と振り返った。今後の目標について聞かれると、「僕の挑戦は始まったばかり。NBA選手となって、この賞をもう1回もらえるように頑張る」と誓った。

Bリーグオールスターゲームに登場し、圧巻のシュート能力を見せたAIバスケットボールロボットのCUE4(A東京)も同時受賞した。

◆ブレーク・ザ・ボーダー賞 初年度の2016-17年シーズンは、分裂していた2リーグの統合に尽力した初代チェアマンの川淵三郎氏が受賞。17-18年シーズンはレバンガ北海道、18-19年シーズンは男子日本代表チームが選ばれた。