バレーボール男子日本代表の石川祐希(24=ミラノ)が4日、新型コロナウイルスの予防を呼び掛ける活動で、ガイドブックとワークシートを作成したと発表した。自身が実践している予防策を紹介したり、競技に励む子どもたちが感染予防へ何が必要かを考えたりしてもらえる内容。リモート会見に応じた石川は「選手自身が感染予防をしていくことが大事」と意識の高まりを期待している。

イタリア国内で感じたコロナの猛威や帰国後も続く影響を受け止め、石川が予防の徹底を呼びかける活動に乗り出した。ウィズ・コロナ時代にスポーツを楽しむ上で「何かを変えなきゃいけないと感じました」。神戸大医学部付属病院の監修を受け、作成に至ったと経緯を説明した。

石川自身が考える2つのポイントを示し、コロナと共存しながら安全に競技を楽しむための方法を6つの切り口から紹介。自身もサーブを打つときに無意識に靴の裏を触るルーティンがあったが、今後は改善するつもりだ。「この状況の中でどうやったらバレーボールを楽しめるか。仲間と一緒に考えてほしい」と呼び掛けた。【平山連】