自動車のスーパーGT第3戦は23日、三重県の鈴鹿サーキット(1周5・807キロ)で決勝が無観客で行われた。GT500クラスは松田次生、ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)が、3度もセーフティーカーが導入される荒れたレースを制し、今季初優勝を飾った。松田は「今週は知人に不幸があり、自分のレースができるか不安もあった。泣かないと決めていたが、まさか優勝で泣けるとは」と感慨深げに言った。クインタレッリも「誰にも譲らないとの強い気持ちでいった」と胸を張った。

GT300クラスは平中克幸、安田裕信(GAINER TANAX GT-R)が優勝した。平中は「予選でミスをしたので、挽回したい気持ちが強かった」とリベンジ成功を喜んだ。安田は「このままの調子でチャンピオンを狙いたい」と今後を見据えた。