オリンピック(五輪)2大会メダリストのアーチェリーの山本博(57=日体大教)が27日、日刊スポーツの取材に応じ、指先のしびれなどに悩まされる「胸郭出口症候群」の修復手術が成功したことを明かした。

術後の経過について「リハビリをしているが、腕もしっかり動いている。悩まされてきた指先のしびれがかなり弱くなったので安心した」と喜んでいる。

左右の最上部にある第1肋骨(ろっこつ)の一部を取り除くため、計2回にわたる手術を群馬県内の病院で受けた。

30日に退院して、来月中旬からはリハビリを兼ね、徐々にトレーニングを再開する予定。10月に愛知県内で開催される全日本ターゲット選手権で競技復帰を目指す。

全日本選手権に1977年(昭52)に初出場した山本は翌年に出場を逃したものの、それ以後連続出場中。今大会にも出場できれば、出場回数は43回目となる。