バスケットボール女子の社会人地域リーグに所属する東京ヴェルディGold’s(ゴールズ)は3日、男子Bリーグ2部(B2)の東京Zでプレーする輪島射矢(34)が監督に就任すると発表した。今後はBリーグの選手としての活動を優先しつつ、女子チームの東京Vを率いる。

輪島は指揮官としてチームを通じ、「任命していただいたことを誇りに思うと同時に、身の引き締まる思い」とコメント。就任のいきさつについては、「楽しみながら、そして真摯に常に向上を目指す彼女らのプレーを見て、『このチームの力に少しでもなれるのであれば』という思いで協力させていただくことになった」と説明した。

北海道出身で、米国の独立リーグを経て、当時bjリーグの福島やB1新潟などでプレー。18-19年シーズンから東京Zに所属する。自身のツイッターでは、「選手としてさらに高みを目指す者として、新たな試みとなります。今まで培ってきたものを彼女たちに還元、そしてバスケ界に新たな形での貢献が出来るよう頑張ります」と、異色の挑戦に意気込んだ。

サッカーJ2の東京Vは総合型クラブ化の一環として19年にバスケットボールに参入。フィットネスクラブのゴールドジムと提携し、女子チームはWリーグの下部カテゴリーにあたる地域リーグに所属する。