2月の4大陸選手権(ソウル)7位の友野一希(22=同大)は、ショートプログラム(SP)、フリーともに昨季の作品を継続する。この日のSP「クローマ」で跳んだ2本の4回転、1本目のトーループは着氷が乱れ、2本目のサルコーは何とか踏ん張ったが、「少しジャンプに勢いがなかったかなと。コンビネーションも飛んでしまって」と反省。スピンでも乱れが出たことも悔やみながら、「自然と、結構、体が覚えていてくれたので集中はできていたと思いますし、今後1つ1つの試合で経験を生かしていきたいなと思います」と前を向いた。

オフには、1度リモートによる振り付けの指導による新プログラムに取り組んだが、難しさを感じ断念した。継続を選んだことで、「足りないものは完成度や演技の質なので上げていきたい」と期するものは大きい。