バスケットボールのBリーグが2日に開幕。昨季B2東地区1位の仙台89ERSは宮城・名取市民体育館で2、3日の2連戦で、昨季同6位の山形と「東北ダービー」を戦う。

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ただ1人の宮城県出身で、「ソルジャー(戦士)」の愛称を持つ片岡大晴(34)は、Bリーグ初年度(16-17年シーズン)以来のB1参入に向けてチームを鼓舞する。今季も新型コロナウイルスが昇格に影響を及ぼす可能性があり、負けられない試合が続く。「中断した時点の順位で決まるので、目の前の試合が大切になるシーズン。先を見ずに目の前の1戦に集中したい」と力を込めた。

今季途中には東日本大震災から10年を迎え、地元出身選手の活躍が期待される。片岡は「地元の象徴としてバスケットボールで貢献したい思いは強い」。昨季と比べて戦力の充実も実感し、「日々の練習から良い雰囲気を感じている。何かを起こせるんじゃないかと。今後も試合を通して成長していくと思うので楽しみ」と話した。