メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが今季3回目、通算14回目のポールポジションを獲得した。

金曜の走行が霧のため全て中止となり、土曜午前のフリー走行3回目の1時間のみでマシンを仕上げての予選セッション。レーシングポイントはランス・ストロールが体調不良を訴えたため、イギリスGPと70周年GPでセルジオ・ペレスの代役を務めたニコ・ヒュルケンベルグを再び起用、予選でぶっつけ本番の走行となったため20位に終わった。

予選を通してメルセデスAMGのボッタスとルイス・ハミルトン、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの3人によるトップ争いが繰り広げられたが、Q3最後のアタックでハミルトンが細かなミスを犯したのに対してボッタスは完璧なアタックラップを決め、1分25秒269でポールポジションを獲得した。

「最後のアタックはバッチリ決めることができてとても良い気分だったよ。コースインしたラップでタイヤの温度をスイートスポットに入れることができたんだ。もちろん明日の決勝では勝つことがゴールだ。まずは良いスタートを決めることだね」

レッドブル・ホンダのフェルスタッペンはフロントタイヤのグリップを向上させられずアンダーステア傾向に苦しみながらもQ1ではトップタイムを記録、Q2でも2位で通過、Q3ではハミルトンに0.037秒差まで迫ったものの、予選3位に終わり「もう少し上を期待していただけに残念だよ」と語った。(米家峰起通信員)