B1新潟アルビレックスBBは21日、富山グラウジーズとアオーレ長岡で対戦する。20日は中之島体育館で練習を行った。

SF池田雄一主将(37)が力の出しどころを待っている。前節滋賀戦(17、18日)は1戦目が1分44秒の出場、2戦目は出番なし。満を持して臨む富山戦で得意の3点シュートと1対1の守備でチームを上昇気流に乗せる。

「自分の準備をしっかりして、やるべきことをやる」。練習では3点シュートを角度のない位置から決め、守備では声を出し、マークする相手の動きを止めた。そして、主将として判断に迷いがある選手には、自分から声をかけ、アドバイスを行った。

18日の滋賀戦は、1月26日秋田戦以来の出場時間ゼロ。「(不出場の)翌朝、コービー・ブライアントがヘリコプター事故で亡くなったニュースを見て、ダブルショックだったのを覚えている」と苦笑い。今季は5試合出場で1試合平均の出場時間は5分15秒。同じSFのロスコ・アレン(27)が38分53秒、林翔太郎(25)が29分40秒を刻む。

19日のオフはルーティーン通りに筋トレと有酸素運動で汗を流した。出場時間が短くても、焦って自分のリズムを狂わせることはしない。新潟は滋賀戦の2戦目、延長の末93-99で敗れた。激闘から中2日。主力には疲労が残る。「シュートタッチは問題ない。出場したらまず守備から入る」。チームが苦しい時こそ、池田には結果を残す自信がある。【斎藤慎一郎】