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今日の誕生日

エフゲニー・プルシェンコ(1982年)→Pick Up!

サラ・ウルタド(1992年)

スペインの女子アイスダンス選手。同国選手権5連覇、14年ソチ五輪(オリンピック)13位、平昌五輪12位など


Pick Up! エフゲニー・プルシェンコ

世界に名だたるロシアの「皇帝」が38歳の誕生日を迎えました。

06年トリノ五輪の金メダルを筆頭に、02年ソルトレークシティーと10年バンクーバーの両五輪では銀メダル。自国開催の14年ソチ五輪では団体戦の男子シングルでショートプログラム(SP)2位、フリー1位の成績を残して金メダルに貢献しました。


バンクーバー五輪で演技するプルシェンコ
バンクーバー五輪で演技するプルシェンコ

4大会連続でメダルを獲得するとともに、スウェーデンのギリス・グラフストローム(金3、銀1)以来2人目のメダル4つ以上を獲得したスケーターに。ロシア選手権は出場大会10連覇、欧州選手権制覇7度、グランプリ(GP)ファイナル優勝4回、世界選手権3連覇など、輝かしい成績は挙げれば切りがありません。

14歳から4回転ジャンプを操り、旧採点法では満点の「6・0」を最も多く量産した選手としても知られています。現役終盤を含めて数多くの負傷とも闘い、平昌五輪前年の17年に現役引退を表明。指導者に転身しました。

そのコーチ業では早くも世界を席巻しています。しのぎを削るエテリ・トゥトベリゼ・コーチの元から、女子フリーの世界最高得点記録を持つアレクサンドラ・トルソワや、昨年12月のGPファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤ選手が、プルシェンコ氏を慕って師事することになりました。現在、開催中の国内ロシア杯では第2戦でコストルナヤの逆転優勝を後押しするなど、指導者としても才能を発揮しています。17年にはアカデミーを創設し、有望株も多数。今後も世界の表舞台に出てくるでしょう。

プロスケーターとしては今年5~6月のアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」出演で来日が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で中止に。その際、主催者を通じて動画メッセージを寄せ「今はとてもつらい時期だけど、だからこそ、みんなに伝えたい。まずは健康で、元気でいてほしい。また日本の皆さんの前に行ける日が来ることを信じたい。それでは、また、その日まで」と約束しました。楽しみに待ちましょう。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2020年10月3日
2020年10月3日

20年10月、2020関東フィギアスケート選手権大会・ジュニア女子FSの演技をする鈴木なつ。


今日の出来事

本田紗来(9)が京都アクアリーナアイススケートリンクのオープニングイベント・エキシビションに登場(2016年)

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