「東京フロッグキングス」(北島康介GM)の酒井夏海(19=東洋大)が、ISL3戦目でグッと調子を上げてきた。200メートル背泳ぎは前半から積極的に飛ばして150メートルまでトップに立った。最後は抜かれたが、2分2秒54で2位だった。50メートル背泳ぎでは日本記録26秒05(寺川綾)に0秒08差に迫る26秒13をマークして3位に入った。

酒井は「思っている以上のタイムが出た。200メートルはラストで差されてもったいなかったが、前の試合よりもタイムを上げられている」と納得の表情。日本記録に迫った50メートルについては「まさかそんなに出ると思っていなかった。日本記録まであと少しなので、それを目標に頑張りたい」と意欲的に話していた。

ISLは世界各地の10チームが参加。競泳では珍しい団体戦を採用している。各レースの順位ごとに得点が設定されており、チーム総得点で競い合う。各チームは予選リーグを4試合ずつ戦って上位8チームが準決勝に進出。さらに上位4チームが決勝に進出する。