ソフトボールの日本リーグ女子決勝トーナメントの前日会見が6日、オンラインで行われた。

リーグ2位のビックカメラ高崎の岩渕有美監督は、7日のリーグ覇者トヨタ自動車戦へ向け、「紙一重の戦いになる。1つでも隙を見つけて、相手に食らい付きたい。全員が一戦必勝の気持ちを出せるように」と話した。大エース上野由岐子(38)だけでなく、浜村ゆかり(25)、勝股美咲(21)と日の丸を背負う投手を3枚そろえる。投手の起用法については「企業秘密です。コンディションのいい投手を使いたい」と明言を避けた。

上野は「いろんなことを変えた。自分の引き出しを増やせるような試合をしたい」と語った。トヨタとの開幕戦では先発し、まさかの4回6失点と打ち込まれた。それから過去の経験をリセット。調整法など試行錯誤を重ねてきたという。来夏の大舞台に向け、実戦の機会は限られてくるだけに「オリンピックにつなげていく」との意識も強い。その模索の中で出した答えが正しかったと、連覇で証明する。