トヨタ自動車は2回の4失点が重かった。

2回表1死二、三塁からトヨタ自動車は藤本に中前打を許した。バックホームが高く浮き、さらにカバーに入った後藤希友投手(19)の悪送球も重なり、2点を失った。続く我妻には1ボール、2ストライクと追い込みながら、バスターで左翼への2ランを浴びた。

先発の後藤は「2回の4失点が大きかった。いらない失点をしてしまったのが今日の敗因」。3回以降は立ち直り、6回途中まで投げたが、東京五輪代表入りも期待される期待の左腕は、責任を背負った。1点及ばなかったが、打線も相手エース上野から4点を奪い、見せ場を作った。中西あかね監督(40)は「トヨタらしく最後まで諦めずにやってくれた。内容的に負けていたとは思っていない、次につながる試合をできた」と前を向いた。

まだリベンジのチャンスは残る。明日8日のホンダ戦に勝利すれば、再び決勝でビックカメラ高崎と再戦する。気持ちを切り替えていく。