B1新潟は今日11日、A東京(アリーナ立川立飛)と対戦。10日はアオーレ長岡で練習を行った。4日に琉球から加入したCジェイソン・ウォッシュバーン(30)が“新潟デビュー”を果たす。前節宇都宮戦(7、8日)は新型コロナウイルスのリーグ統一検査を行っておらず出場できなかったが、今回はクリア。213センチのビッグマンが3連敗中のチームの反転攻勢の起爆剤となる。 「試合が楽しみだ」。満を持して臨む一戦、ウォッシュバーンの気持ちはプレーになって表れた。攻撃の確認ではダンク、レイアップを自在に決め、そのたびに雄たけびを上げた。チームメートのシュート成功にも同じように声をかけた。明るい雰囲気に引っ張られ、自然とチーム全体が活気づいた。 「A東京は素晴らしいチーム。だが、どんな相手でも勝つつもり」。リーグ優勝2度の王者相手でも気後れはない。長身を生かしたリバウンドとリング下の得点が持ち味。福田将吾監督(36)は「リバウンドでは負けない選手。攻守で相乗効果を生んでくれる」と期待する。ウォッシュバーンも「チームに求められている仕事はインサイド」と自信を持つ。リバウンドで差がついた宇都宮戦はベンチ脇で見守った。「タフな試合になると思っていた。でも、チームの完成はこれから」。“自分の仕事はインサイド”と話すウォッシュバーンが課題のリバウンドを克服し、王者相手にその任務を遂行する。【斎藤慎一郎】

 

○…SF林翔太郎(25)も“ウォッシュバーン効果”を期待する。「まだ初めての実戦なので分からないが」としながら、「オフェンスリバウンドに飛び込んで周囲にチャンスを作ってくれる」と信頼している。自身は前節宇都宮戦では2試合で2得点と不完全燃焼。「リングにアタックし続ければ、自分にも周囲にもシュートを打てる場面が来る」とアグレッシブに戦うことを誓った。