日本ラグビー協会は9日、同志社大(関西2位)が新型コロナウイルスの集団感染(クラスター)で全国大学選手権を辞退したことを受け、13日に予定されていた3回戦の帝京大戦(大阪・花園ラグビー場)は中止とし、帝京大の不戦勝とすることを発表した。

同選手権に適用している大会規則に準じ、申し出の受理から試合日までの準備期間を考慮した結果、関西大学リーグからの繰り上げ出場は行わない判断を下した。同会場の慶大-京産大は、予定通り午前11時半キックオフで開催される。

日本協会は今月5日に大会規則を公表。新型コロナウイルスの影響で初戦開始前に出場が不可能になったチームが出た場合は「各所属地域リーグの下位チームの繰り上げ出場を検討する」とし、この対応ができない場合「出場が不可能となったチームを不戦敗扱いとし、対戦チームに次戦出場権を与える」としていた。

関西大学リーグからは上位3チームに出場権が与えられ、4位は関学大だった。

この結果、関西からは天理大と京産大の2校だけの出場となる。