ラグビー、トップリーグ(TL)のサントリーに新加入したニュージーランド代表88キャップを誇るボーデン・バレット(29)が6日、都内で入団会見を行い、コロナ禍での日本の生活について言及した。

早期のロックダウン(都市封鎖)で、新型コロナウイルスを封じ込めたと評価されているニュージーランドから昨年末に来日。東京ではこの日も1500人超の過去最多の感染者が確認され、政府は7日にも首都圏に緊急事態宣言発令の検討に入っている。練習以外はなかなか外出できない日々を送る、世界的スターはこの現状について「選手としてのチャレンジで、その中でいかにうまく対応するか準備している。ネガティブなことが起きる時もしっかり対応し、その責任と自信をもって取り組みたい」と冷静に受け止た。

15年W杯では世界的SOダン・カーターの後継者として6試合に出場。トリッキーなパスやキックでボールをつないだり、抜群の嗅覚でわずかな防御の乱れを突いて自ら突破し、優勝に貢献した。主にFBを務めた19年W杯では弟のスコット、ジョーディーとともに3兄弟で出場し、1次リーグのカナダ戦では史上初の「3兄弟先発&全員トライ」の偉業を達成した。