女性プロレーシングドライバーで14歳のJuju(野田樹潤)が、戦いの舞台を米国に移すことになった。19日、所属するNODAレーシングコンサルタンツが発表。21年は米国の「F4 UNITED STATES CHAMPIONSHIP」に参戦する。

Jujuは14歳となった20年シーズンにデンマークの「F4 Danish Championship」に出場。20年同様に米国でのレースも国際自動車連盟(FIA)が定めた国際規格に基づいている。米国では同国内6カ所を3月から11月まで転戦し、全18レースが予定されている。

2月2日で15歳となるJujuは昨年12月に渡米しており、アラバマ州バーミングハムの「Barber motor speedway」でテスト走行を行うなど、調整を続けている。現在は本拠地のインディアナ州入り。20年シーズン終了後には「15歳になると(デンマーク以外でも)いろいろなレースで走れるようになります。自分ができることを精いっぱいやれば、次の新しいチャンスが来る。でも経験が足りないから、また壁が来る。それを乗り越えたいです。2021年もそういう年にしたいです」と意気込んでいた。

米国での所属チームは「Jay Howard Driver Deveropment」。父で元F1ドライバーの野田英樹氏(51)は、エンジニアとして娘の戦いを支えていく。