日本スケート連盟は26日、都内で理事会を開き、3月にオランダで開催されるショートトラックの世界選手権への派遣中止を決定した。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、移動のリスク、参加国のレベルなどを考慮し、決定を下した。男女各5人ずつ、計10人が出場する予定だった。

川上隆史スピード部長は「健康、安全面を考えました。また、世界の流れのなかで、(強豪国の)中国、韓国も参加の申し込みをしていない。(出場する)メリットも本来の世界選手権とは違う」と説明した。22年北京オリンピック(五輪)の枠取りにはかかわらない大会であることも、判断材料となった。