東地区4位の仙台89ERSは同2位の越谷アルファーズに63-75で敗れ、上位3チームとの6連戦は2連敗でスタートした。昨季は4戦全勝の越谷に、今季は4戦全敗。この惨状に桶谷大ヘッドコーチ(43)は「4回戦って4回負けるのは自分の中ではあり得ない。ファンに申し訳ない気持ちもあるが、それ以上に恥ずかしい」と声を荒らげた。

開始から劣勢の展開だったが、第3Q残り2分で同点に追いつく。しかし、相手の外国人を生かした多彩な攻撃に再び突き放され、もう挽回はできなかった。敗因の1つは、17回のターンオーバーを与え、得点を決めきれなかったことだ。笹倉怜寿(23)は「(攻撃が)シュートで終われなかったことでリズムが良くならなかった。チームオフェンスができなかった」と悔やんだ。

次戦は6日からアウェー茨城ロボッツ戦、13日からはリーグ35戦33勝で首位を独走する群馬クレインサンダーズとの対戦が控える。笹倉は「目の前の相手を倒していきたい」。目標のプレーオフ進出へ、もう星は落とせない。【相沢孔志】