新潟アルビレックスBBは東地区首位の宇都宮に67-74で敗れ、連敗はチームワーストの7に伸びた。第3クオーター(Q)終了時で58-53と5点リードしたが、第4Qのスコアは9-21で逆転を許した。それでも48-86と大敗した前日6日の1戦目から大幅に改善。次節のホーム川崎戦(10日)につながる内容だった。

第4Q、新潟は開始から連続12失点で58-65。リードを吐き出し、逆に7点差をつけられた。このQは開始3分ほどで宇都宮をチームファウル4つまで詰めたが、攻めきれず、なかなか5ファウルに追い込めなかった。勝負どころで首位の地力をみせつけられた。

もっとも前日とは別チームのようなアグレッシブな戦いだった。青木勇人監督代行(47)は「昨日(6日)得られたものをぶつけ、プランを遂行してくれた」。前日29本差をつけられたリバウンドは下回ったものの36対41。シュート成功率は宇都宮の39・7%に対し50%。積極的にリングを攻め、守備はボールサイドのプレッシャーを強めた。

「いい試合をして良かったという世界ではない。次の試合の勝ちにつなげなければ」と青木監督代行。チームワースト連敗という事実を受け止め、選手を引き締めた。28得点のPFアレン・ダーラム(32)は「今日の試合から進んで勝利できるように」と前を向いた。