2連覇を目指す近鉄が、苦しみながらも前回8位の清水建設を圧倒した。

24-7とリードした前半33分、自陣ゴール前のラインアウトからサインプレーで相手の突破を許してトライを献上。同38分にはモールを起点にトライを奪われて、5点差に迫られた。

それでも後半はスイッチオン。2分にFB南藤辰馬(30)がトライを奪うと、同6分には立命大出身のルーキーWTB片岡涼亮(23)のトライで一気にたたみかけた。計12トライの猛攻で、積極的なプレーが光った清水建設を突き放した。有水剛志監督(47)は「清水建設さんの激しいプレッシャーで、自分たちのリズムをなかなか作れないことがあった。この課題を必ず生かして、トップ8に行くために精進していきたい」と約1年1カ月ぶりの公式戦を総括した。

今季のトップチャレンジリーグ(トップリーグ2部相当)は、9チームを2組に分けて総当たりを実施。組内の順位を踏まえて2試合の順位決定戦を戦い、最終順位が決まる。

上位4チームは4月17日から、トップリーグ16チームとのプレーオフトーナメントに臨む。【松本航】