B1新潟アルビレックスBB(東地区9位)は27、28日、今季B1昇格の信州(西地区7位)とアウェーの松本市総合体育館で対戦する。26日は中之島体育館で調整をした。SG西田優大(21=東海大4年)が右膝のケガから復帰し3試合ぶりの出場が濃厚だ。新潟は現在2連勝中。信州には昨年12月のホーム戦で2連敗した。リベンジを果たし、連勝を伸ばすキーマンに西田がなる。

ケガ明けだが西田に不安はない。「リフレッシュできた」。23日の練習から完全合流した。2連勝の前節広島戦(13、14日)を欠場し、負傷した10日の川崎戦以来の出場。リングに向かう積極性、しつこい守備など動きの切れは戻っている。

昨年末の信州戦は入団が決まり、チームに合流した翌日。戦術もほとんど分からない中で2試合に出場し67-76、73-76の連敗を経験した。「今はチームになじんだ。前回より雰囲気もいい」。手応えを持ってリベンジマッチに臨む。

青木勇人監督代行(47)には「試合をクリエートするように」と期待をかけられた。ここまで出場12試合で1試合平均の出場時間は約22分。中止になったアジア杯予選(カタール・ドーハ)の日本代表にも選出されるなど周囲の評価は高い。試合ごとに相手のマークは厳しくなっているが、「それを越えていけばいい」と淡々としている。

信州戦の1戦目には今季初の3連勝がかかる。前回のお返しで2連勝すれば上昇ムードは高まる。「大切なカード」。西田は気を引き締めた。【斎藤慎一郎】