92年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダルで、環太平洋大の女子柔道部総監督を務めていた古賀稔彦さんが死去したことを受け、同大が24日、ホームページで訃報を伝えた。

「古賀稔彦教授逝去のお知らせ」として、「本学体育学部体育学科教授、女子柔道部総監督の古賀稔彦教授が3月24日午前、53歳にて永眠しました」と報告した。

開学した07年より勤務し、女子柔道部創部4年目で全日本学生体重別団体優勝大会で日本一にするなどした数々の実績をたたえ、「本学での活躍のみならず『日本の宝』を失い、悲しみで一杯です」と追悼の意を表した。

この日、岡山県岡山市の第1キャンパスでは半旗が掲揚され、教職員一同で黙とうをささげた。黙とうする教職員と古賀さんの写真とともに「皆さまから沢山の弔意をお寄せ頂いておりますことに感謝申し上げます」と謝意を表した。