18年平昌オリンピック(五輪)フィギュアスケート男子の銀メダリスト、宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が30日、アドバイザリー契約を結ぶ磁気健康ギア会社コラントッテのオリジナルモデル「コラントッテ TAO ネックレス スリム ARAN Amini【SHOMA2021】」の発売記念イベントを名古屋市内で行った。

拠点のスイスで宇野の“帰り”を待つステファン・ランビエル・コーチについて語り「早く戻ってスイスで練習したい、とかではなく、単純にステファンに会いたい。皆さんが見ての通りの人格者。優しいし、友達というと年が離れているけど、コーチと友達の間くらいの間隔」と信頼感を口にした。

ランビエル氏の指導で強く印象に残っている言葉を聞かれると「正直、英語が分かんないので」と苦笑いしつつエピソードを1つ明かした。今年3月の世界選手権(スットクホルム)で「言葉が僕には伝わらないと向こうも分かっているので、ショート(プログラム=SP)の前に、顔をたたかれたことがあって。引き締まっていないように見えたらしく、伝えるために手っ取り早いのは、たたく、だったみたい。すごく驚いた(笑い)。僕は落ち着いてたつもりだったので、ほど良い緊張感がないように見えたので、ふわふわした気持ちを引き締めようと思ったみたい」と笑った。

英語については「甘えちゃう。ステファン、ある程度は日本語が分かるので。僕が日本語でしゃべっても伝わりますし(同じ拠点の)島田高志郎君がめっちゃ英語しゃべれるので、任せちゃって。僕は全然、成長しないですね」とまた笑顔を見せた。

スイスでの生活については「何もないです。ホントに何もないです。コンビニは町に2つだけで、一番近いところで歩いて10分くらい」と紹介し、家事に関しては「お母さんが来てくれる時はやっていただくんですけど、最近、1人暮らしでゴミを捨てられるようになった」と冗舌に話していた。【木下淳】