バスケットボールB3リーグのベルテックス静岡が、来々季のB2昇格権をかけた大一番に臨む。

5日から今季最終節、トライフープ岡山との2連戦(岡山県津山市)。4位東京エクセレンスが今季日程を終えたため、静岡が連勝すれば、B2ライセンス保有チームの中でトップの今季2位で終わり、B2昇格へ大きく前進する。チームは2日、静岡市内での練習後に取材に応じ、大沢歩主将(30=静岡市出身)は「笑顔で終われるよう、今季の集大成として一丸となって戦う」と意気込んだ。

1月30~31日のホーム岡山2連戦は連敗した。しかし 監督(47)は「相手も自分たちも4カ月前からは成長している」と話し、仕切り直しを強調。「攻守で良い準備をしてきた」と自信をのぞかせた。4月以降は、チーム最多記録の12連勝を含む15勝3敗。上昇気流が続いている。

得点源ムッサ・ダマ(24)は「岡山戦が夢に出てくるくらい楽しみ」と笑顔。もう1人の主将、大石慎之介(33=沼津市出身)は「初戦を死に物狂いで勝ちにいく。ファウルで自投を与えないよう気をつけたい」と対策を語った。全16選手で岡山に移動し、歓喜の瞬間を迎えるつもりだ。【倉橋徹也】