青森県総体のバドミントンが開幕した。男子は22年3月で閉校する黒石商が、青森南を3-1で下した。部員は3年生5人のみだが、固い絆を武器に「初戦突破」を果たした。また、過去に23度の優勝を誇る東奥義塾は、大湊を3-0のストレートで下した。大会は7日まで行われ、団体戦は優勝、個人戦のシングルス、ダブルスはともに上位2位までが富山・高岡市で行われる全国高校総体出場権を得る。
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黒石商・高田悠汰主将(3年)が、大きな1勝を呼び込んだ。第1試合のダブルスでは、今年から組む三上裕雅(3年)とのペアで「最初は全然足が動かなかったが、2ゲーム(G)目からは相方と思うように、一緒に楽しくできた」と意思疎通し、同ゲームを奪った。2-1のシングルスで迎えた第4試合では再びコートに立ち、序盤は相手のペースにのまれたが、仲間の助言を受けて、逆転で第1Gを先取。続く第2Gは「相手の動きも分かってきた中でどこに打つか調整できた」と勢いのまま押し切って、初戦突破に導いた。
高校最後の舞台。固い絆で結ばれた仲間と、1つずつ勝ち上がる。同校は20年から生徒募集を停止し、22年3月で閉校が決定している。現在の部員は高田を含めた3年生5人で、団体戦を組める最低人数だ。「5人なので1人でも欠けたら団体戦は出られない。仲間は一番大切」。高校1年時から苦楽を共にし「みんなの個性がガッチリ合って、協力して(力を)高められる仲」と認め合う。
チームは5日、団体戦2回戦で八戸聖ウルスラ学院と激突する。目標の県4強を達成するには、あと3勝が必要だ。「まずは楽しむことが一番。ミスは誰でもあることなのだから、気にせずに、次に切り替えて楽しんで勝ち進んでいけたら」。悔いのないプレーで目標を実現させ、「クロショウ」最後の県総体を有終の美で飾る。【相沢孔志】
◆東奥義塾が実力校の意地を見せた。1-0で迎えた2試合目は笹森遥斗主将、高田輝翼(きらと、いずれも3年)ペアがコートへ。相手のスマッシュに対応できず第1ゲーム(G)は落としたが、以降は「ネット周りに落として、相手に上げさせて自分たちがやりたい攻撃ができた」と笹森。反撃ムードを作って逆転に成功した。次戦は三本木との試合。勝利すれば目標の8強も見える。就任1年目の田村琢郎監督(30)は「ベスト8は1つの目標。まずは選手たちが自分の力を発揮してもらえたら」と期待を寄せた。


