世界ランキング42位の日本が、同23位と格上のイランに76-50で快勝し、3連戦を2勝1敗で終えた。

日本は第2クオーター(Q)で相手を5得点に抑えるなど堅い守りが光り、、前半42-22で折り返した。攻撃が停滞した第3Qに1桁得点差まで詰め寄られたが、第4Qに再び突き放した。

フリオ・ラマス監督は「すごくいい内容の試合。第3Q以外はオフェンスもディフェンスも良かった」と振り返った。

過去2試合チーム最多得点エドワーズ・ギャビン(B1千葉)は、この日も2桁の12得点で、9リバウンドもマークした。国際連盟の規定で、16歳以降に国籍変更した選手の代表登録は1人まで。わずか1枠をめぐってロシター・ライアンと激しい争いを広げる中で、高い得点力をアピールし、「とにかくハードなプレーを心掛けている」とうなずいた。今回の代表強化試合3連戦は両チームが協議し、エドワーズとロシターが交互にコートに立てる特別ルールで行われた。

張本天傑(名古屋D)が5本中4本の3点シュートを沈めるなど、チーム最多15得点。「前半からシュートタッチ良かった。空いていたらどんどん打とうと思っていた」と笑顔を見せた。

日本、イラクともすでに東京五輪出場が決まっている。開催国枠で76年のモントリオール大会以来45年ぶりに五輪に出場する日本は1次リーグC組、イランは同A組に入っている。

イランとの強化試合3連戦には国内組主体の計15選手が参加した。NBAウィザーズの八村塁、ラプターズ渡辺雄太、豪メルボルン・ユナイテッドの馬場雄大ら海外組3人を含めた五輪内定選手12人は、7月上旬に発表される。