B1新潟アルビレックスBBは今日5日、今季最初のプレシーズンゲームをB1滋賀と新潟市東総合スポーツセンターで行う。4日の練習でB1名古屋Dから移籍のPFジェフ・エアーズ(34)が合流した。滋賀戦には出場しないが、NBAで優勝経験を持つ助っ人はコートサイドからチームメートのプレーを見て自身の役割を確認する。

エアーズがさっそく存在感をみせた。練習終了時の円陣で発言。「コーチの求めていることをしっかりやろう」。練習前のミーティングで平岡富士貴監督(47)が話した動きをしていなかったことを指摘し、チームを引き締めた。

この日は冒頭のシュート練習のみ参加し、その後の5対5はコート脇からチームの動きを見つめた。20日に来日し、新型コロナウイルス感染防止対策のための14日間の隔離生活がようやく明けた。調整は遅れているが、新潟の一員としての心構えはできている。

正確なシュートとオールラウンドなプレーが特長だ。NBAスパーズで13-14年に優勝。新潟に在籍した外国籍選手では最高実績を持つ。Bリーグでは18-19年の琉球を皮切りにA東京、滋賀、名古屋Dに所属。昨季は名古屋Dで1試合平均13・3得点。「経験と優勝のメンタリティーをチームに還元するのが役目」と言う。頼もしい新戦力が見守る中、新潟は今季初実戦を迎える。【斎藤慎一郎】