9月5日、F1第13戦オランダGPの決勝が行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールトゥウインで今季7勝目を飾った。

フェルスタッペンはスタートで2番グリッドのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)を抑えると、3秒のギャップを付けて戦略を有利に進める。2度のピットストップでも先に仕掛けるハミルトンに先行を許さず、最後までリードを守って勝利を挙げた。

「この大歓声を聞いて分かる通り、本当に素晴らしい観衆だった。期待はすごく高かったから楽な週末ではなかったけど、勝って選手権リードも取り戻せて最高だ。ずっと夢だった母国GPでの優勝が叶えられて本当に嬉しいよ」

フェルスタッペンに追い着ききれなかったハミルトンは、最後にピットインしてソフトタイヤに履き替えファステストラップの1点をもぎ取るのが精一杯だった。

「本当に素晴らしい観衆だね。僕は全開で走り続け、全力を出し切った。でも今日の彼らは速すぎたよ。最終ラップのアタックは楽しませてもらったよ。僕の最も好きなサーキットになったし、来年またここに戻ってくるのを楽しみにしている」

4位にはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが入り、予選Q1敗退を受けて今季4基目のパワーユニット交換を敢行しペナルティを消化したセルジオ・ペレス8レッドブル・ホンダ)はピットレーンスタートから8位まで挽回。角田裕毅は48周でパワーユニットに問題が発生しピットに戻ってリタイアとなった。(米家峰起通信員)