東京オリンピック(五輪)の空手男子組手75キロ超級で銅メダルを獲得した荒賀龍太郎(30=荒賀道場)が6日、母校で現在も空手道部をコーチとして指導する京産大を訪れ、メダル獲得を報告した。

「目標は金メダルだったので悔しさはあります」と話しつつ、「何とかメダルをとれてホッとしています」と心境を明かした。

今回、東京五輪で初採用となった空手だが、24年パリ五輪の競技種目から外れ、その後のロサンゼルス五輪でも厳しい状況とみられている。荒賀は今後について「五輪が終わってからバタバタしていて、(現役を続けるか)時間がたってからしっかり考えたい」。

東京五輪の形で金メダルの喜友名諒(31)とともに、現役選手では初めて全日本連盟(全空連)の理事に選出された。「現役として選んでいただいた。しっかり勉強して何ができるか、見つけていきたい」と競技の普及に力を注いでいく。