東京オリンピック(五輪)で銀メダルを獲得したバスケットボール女子日本代表のオコエ桃仁花(22=富士通)のもとに、父の故郷ナイジェリアから反響が届いている。

日本代表合宿中で、15日にオンラインで取材に応じたオコエは、SNSを通じて英語でさまざまなメッセージが届いていることを明かした。「五輪でファンになった」といった激励や、中には「ナイジェリア代表として出て欲しい」といった声も含まれていたとほほ笑む。

ナイジェリア人歌手からアカウントをフォローされたそうで、「本人認証マークがあるので、多分有名な方だと思います」と笑顔。現地メディアからインタビューも受けるなど、銀メダル効果は海を越えた広がりを見せている。「全世界が五輪を見ていたんだな」と実感を込めた。

現在は日本の5連覇がかかるアジア杯(ヨルダン、9月27日開幕)に向けて練習を積んでいる。若手中心のメンバー構成で臨む中で、「5連覇できるように、五輪メンバーが率先して引っ張っていきたい」と自覚をにじませた。