日本フェンシング協会は18日、全日本選手権(個人)決勝の日程を10月3日から11月6日に変更すると発表した。当初はLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で男女6種目12人による決勝戦6試合を開催する予定だったが、会場も「都内(詳細は次回発表時に案内予定)」と変えた。有観客を模索している。

理由については「これまで新型コロナウイルスの感染拡大状況を注視しながら開催について検討して参りましたが、選手、関係者はもちろん、ご来場いただくお客さまにも安心して観戦いただくため、日程を変更することといたしました」と説明した。

会場やチケットに関する詳細については、開催1カ月前を目安に案内する。

この日まで東京・駒沢体育館で準決勝が行われ、決勝勝出を決めた選手は以下の通り。※は東京五輪代表

▼男子サーブル

※吉田健人(28=警視庁)

※徳南堅太(34=デロイトトーマツ)

▼女子エペ

※佐藤希望(35=大垣共立銀行)

原田紗希(21=慶大)

▼女子サーブル

※江村美咲(22=立飛ホールディングス)

高嶋理紗(22=オリエンタル酵母工業)

▼男子フルーレ

安部慶輝(25=秋田緑ケ丘病院)

※永野雄大(22=ネクサス)

▼男子エペ

村上仁紀(30=あおぞら病院)

※加納虹輝(23=JAL)

▼女子フルーレ

※東莉央(23=明治安田生命)

※上野優佳(19=中大)

会場の東京都に緊急事態宣言が発令されている中、準決勝までは感染症対策を講じた上で無観客で実施された。【木下淳】