バレーボール男子日本代表の石川祐希(25=ミラノ)が、あらためて勝利への貪欲な姿勢を示した。22日のオンライン取材で10月から始まる新シーズンへの抱負を語った。イタリア7季目の挑戦に向けて「勝つことにこだわりたい」。代表で見せた好パフォーマンスを所属チームでも発揮し、昨季かなわなかったプレーオフ準決勝進出を目指す。

世界トッププレーヤーになる目標を持つ石川は代表活動など振り返り「どんな時でもベストパフォーマンスを発揮できる力は身についたけど、結果がついてこなかった」と語った。「勝つことによって自分の評価も上がる」と、ペルージャやモデナなどイタリアのトップ4チームの牙城を崩すことでさらなるレベルアップをはかる。今季はサーブやブロック強化し、得点のバリエーションを増やす考えで「セッターから頼りになる選手になりたい」と話した。

今季から男子代表オポジットの西田有志(21)が同じセリエAに所属するビーボ・バレンティアに加入し、日本人対決も注目される。石川は「世界で活躍する日本人選手が増えれば、日本の評価も上がっていく」と、海外挑戦が活発化する動きを歓迎していた。