世界53位の錦織圭（31＝日清食品）が、約1カ月ぶりの実戦を逆転勝利で飾った。予選勝者で同182位のジョアン・ソウザ（ポルトガル）に6－7、6－3、6－2のフルセットで勝ち、2回戦では同22位のエバンズ（英国）と対戦する。

錦織は、9月上旬に行われた全米3回戦で、世界王者ジョコビッチ（セルビア）に敗れて以来の試合となった。先週のサンディエゴオープンは出場予定で、会場で練習まで行ったが、1回戦当日に腰痛で欠場していた。

この日は、滑り出しは錦織のペース。第1ゲームの相手のサービスゲームを破り、4－2とリードした。しかし、そこから守りのゲームが多くなり、追いつかれるとタイブレークで失った。

第2セットも先にリードを奪われた。しかし、3オールから6ゲームを連取し、主導権を奪い返すと、そのまま2時間20分超えの接戦を押し切った。先週、欠場した腰の具合は、まだ100％ではないようだ。試合中に腰が落ちない場面も多く、手で押さえるしぐさも見られた。

 

◆BNPパリバオープンはWOWOWオンデマンドで生配信されている。