ラグビーのオーストラリア代表(世界ランク3位)でトライを量産するWTBアンドリュー・ケラウェイ(26=レベルズ)が、かつてプレーした日本での戦いを待ちわびた。

日本代表(同10位)とのテストマッチ(23日、昭和電工ドーム大分)に向けて来日中で、18日はオンラインで取材に対応した。昨季、NECに在籍した26歳は「(当時)パナソニックの福岡(堅樹)選手はたくさんトライをしており、(日本代表CTB)ライリー選手や(同フランカー)コーネルセン選手も印象に残った。本当に強い日本の選手たちを、たくさん見たと思う」と思い返した。

ケラウェイはニュージーランド(NZ)、南アフリカ、アルゼンチンと戦う、今季の南半球4カ国対抗で最多の7トライ。最終戦の2日アルゼンチン戦ではハットトリックし「FBであろうと、WTBであろうと、機会が与えられれば素晴らしい。全力をぶつけるだけです」と言う。日本にとっては脅威になりそうだ。

オーストラリアは南半球4カ国対抗でNZに開幕2連敗の後、南アフリカから2勝、アルゼンチンから2勝と4連勝を飾り、チームは勢いに乗っている。プロップのアラン・アラアラトア(27=ブランビーズ)は「金曜、土曜と激しい練習ができた。ホテルではプレステなどで遊んでいます。(南半球4カ国対抗の)最後の4試合で、とても大きな勢いをつかめた。そのままの勢いで今週末も入りたい」と誓った。【松本航】