フィギュアスケートの情報を毎日発信しています。

今日のイベント

【大会】

グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ

▼会場

オーリンズアリーナ(米ラスベガス)

▼種目

アイスダンス・リズムダンス(RD、23日午後1時45分=日本時間24日午前5時45分開始)

女子ショートプログラム(SP、23日午後3時20分=日本時間24日午前7時20分開始)

ペアフリー(23日午後6時18分=日本時間24日午前10時18分開始)

男子フリー(23日午後8時1分=日本時間24日午後0時1分開始)

※時間は予定

▼出場日本人選手

アイスダンス=小松原美里、尊組

女子=宮原知子、坂本花織、横井ゆは菜

ペア=三浦璃来、木原龍一組

男子=宇野昌磨、佐藤駿


【大会】

全日本ノービス選手権

▼会場

滋賀県立アイスアリーナ

▼種目

ノービスA男子(午前11時55分開始)

ノービスB男子(午後4時35分開始)

※時間は予定


今日の誕生日

チャーリー・ホワイト(1987年)→20年Pick Up!(最終項にリンクあり)


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2021年10月1日
2021年10月1日

21年10月1日、フィギュアスケートジャパンオープンの公式練習で演技の確認を行う樋口新葉。


プレーバック

「スケートカナダ」(2017年)

宇野昌磨、納得のV「ここで死ぬつもりでと思って」


今日の出来事

高橋大輔(24=関大大学院)が3季ぶりのグランプリシリーズ優勝(2010年)

GPシリーズ第1戦NHK杯

◇24日◇名古屋・日本ガイシアリーナ◇男子フリー

バンクーバー五輪の男子銅メダリストで昨季世界選手権王者の高橋大輔(24=関大大学院)が3季ぶりのグランプリシリーズ(GP)優勝を飾った。ショートプログラム(SP)1位で迎えたフリーは、4回転トーループを成功。2年前に重傷を負った右ひざの完全復活を証明し、総合234・79点で圧勝した。日本人男子では織田信成と並んで歴代最多のGP5勝目。来年3月の世界選手権(東京)での連覇へ好発進した。GPデビューの羽生結弦(15)は4位だった。

◇ ◇ ◇

高橋の右ひざに故障前の感覚が宿った。右ひざを沈めて力をため、左足で氷を蹴ると体が4回、鮮やかに回った。2日のジャパンオープンに続いて4回転トーループの成功。故障明けの昨季は1度も決まらなかった。「練習ではそんなに成功しなかった。失敗してもいいだろうと、思い切りやった」。後輩の羽生、無良が次々と4回転を決める中、大胆な開き直りで成功を見せつけた。

2年前の10月。右ひざに重傷を負い、1シーズンを棒に振った。昨季復帰し、五輪、世界選手権で活躍したが、違和感は残った。だが今年は違う。ひざに躍動感が戻ってきた。

高橋 この夏ぐらいからバネを感じる。頭から、つま先までつながって(力の)伝達が速くなる感じ。スピン、ステップでも、ひざの曲げ伸ばしが速い。

今オフ、今まで会えなかった人に出会った。競泳の北島康介には「自分にプレッシャーをかけているところが似ている」と感じた。歌舞伎役者の中村勘太郎、俳優の藤原竜也とも知り合った。「熱さをみんなから感じた」。それは今季プログラムのテーマ設定に影響が表れている。「SPはうざいくらいに暑苦しく。フリーはグッとくるような感じ」。見るものの心に訴えかける演技を目指している。

芸術点の5項目でも4項目で高得点の8点台をマーク。圧巻の3年ぶりのGP優勝だが、まだ課題はある。「(振付師の)カメレンゴからも『まだまだ』と言われた(笑い)。スピン、ステップは体力的にも精度も甘い」。成長の余白があることに、高橋は喜びを感じている。