オリンピック(五輪)個人総合2連覇の内村航平(32=ジョイカル)が今後について言及した。

種目別の鉄棒の決勝に臨み、14・600点で6位。予選落ちに終わった東京五輪以来となる国際大会で、表彰台には届かなかった。

試合後、今後について問われると「これからなんですけど、本当に2008年からずっと日本代表でやってきて、休んでないので、まともに。この後、僕は試合がないので、とりあえずゆっくり休んでいろんなこと考えたい」と説明した。

進退について、続けて問われると、言葉を選びながら、時には笑みも浮かべて答えた。

「みんな気になってると思いますが、実際これはですね、えっと、僕が別にいま決めることではないというか。これが最後と決めてやっているなら、今日辞めますと言えるんですけど。僕の場合は、そんな簡単じゃないですね。続けるにしても辞めるにしても、相当考えて決めないといけない。でも、辞めるという選択肢はあんま(ない)。ずっと続けてきたし、何かの区切りで辞めるのも、する必要ないかなと思うんですよね。体操をやることに対して、、なんか、今日、ここで結果じゃないんだなと知れた気がするので、スポーツは結果が全てで、それははそうですが、果たして、結果が全てじゃなかったなと。そこの追求はやってみたいというのはあります」。

この日は得点以上に本人には演じることの意味を見いだした。着地も「本当に会心の一撃」とぴたりと止めた。点数ではない部分で感じること多く、休養しながら考えを深めていくことになりそうだ。