今年を代表する言葉を選ぶ「2021ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が4日、発表された。昨年はスポーツ関連がゼロだったが、今年は東京オリンピック(五輪)・パラリンピックから9語が選出。「エペジーーン」が候補に入った東京五輪フェンシング男子エペ団体の金メダリストで、主将として率いた見延和靖(34=ネクサス)は「大変うれしい限りです!!」と喜んだ。

日本フェンシング協会とマネジメント事務所スポーツビズを通じて届いたコメントは以下の通り。

「このたび、新語・流行語大賞のノミネート30語に『エペジーーン』が選ばれたこと、大変うれしい限りです!!」

「もともとは、自然発生的にエペのメンバーたちを総じて『エペ陣』と呼んでおり、そして、東京2020五輪でこのエペチームが日本を『ジーーンと感動』させるような大きなことを成し遂げよう! という意味合いを込めて『エペジーーン』をチームの合言葉にして発信してきました」

「まさにそれが実り、五輪の大舞台で金メダルを獲得し、お茶の間に『エペジーーン』を届けることができ、その上、今回のノミネートにつながり、大変ありがたいです。これからも皆さんに感動をお届けできるような戦いをできるようにさらに精進していきます!」

男子エペ団体は、日本フェンシング界の悲願だった金メダルを今夏初めて獲得した。キャプテン見延を筆頭にテレビ出演など引っ張りだこ。山田優(自衛隊)加納虹輝(JAL)宇山賢(三菱電機)のメンバー4人がこのチャンスを生かして競技の知名度向上に力を注ぐ中、毎年の世相を表す流行語に選ばれたことで浸透を証明した。【木下淳】