東京オリンピック(五輪)競泳女子代表で日大3年の池江璃花子(21=ルネサンス)が、2021年を「波瀾(はらん)万丈」の4文字で振り返った。この秋から新主将を務める日大水泳部での公開練習後に報道対応した。

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質疑応答で、この1年を漢字1文字で表現すると、と問われた池江は、「1文字では表せなくて…」と前置きしたうえで、「四字熟語なら『波瀾万丈』。いい経験をしたし、悔しい思いもした。1年がめまぐるしく変化した。すごく楽しい1年ではあった」と語った。

自身の提案もあり、この日は日大水泳場(東京都目黒区)での練習を一般公開した。84人の観覧者の前で、東京五輪銀メダリストの本多灯(アリーナつきみ野SC)らチームメートとともに泳ぎを披露。練習の合間には水中でマイクを握って来場者に感謝の言葉を口にした。日大伝統の「ワンパ」と呼ばれる円陣の音頭を取る場面もあった。

練習後にはサイン会を行うなどファンと交流。「久しぶりにたくさんの方と触れ合えた」とうれしそうに振り返った。

池江は10月の日本学生選手権では50メートル自由形とリレー2種目で優勝し、日大女子チーム過去最高となる総合2位に貢献。男子チームは総合優勝を果たした。