フリースタイルスキーのモーグル男子で日本のエース的存在の堀島行真(23=トヨタ自動車)が6日オンラインで取材対応し、北京オリンピック(五輪)へ向けての心境を口にした。

4日にフィンランドのルカで行われたW杯開幕戦では3位に入り「モチベーションも高く、順調に練習してきた結果、表彰台でスタートを切れたことはうれしい」と納得の表情。着地の際にミスがあったことを反省しつつ、「そのあたりを修正していけば、いい手応えになってくる。あと1歩というところ」と話した。

金メダル候補と期待された18年平昌五輪では、まさかの11位に終わった。それから4年が経過して精神的に大きくなり、気持ちや滑りに余裕が出てきた。北京五輪は雪辱の好機となるが、「もちろんメダルを取れたらうれしいが、それを取れなくても自分の技術を伸ばしたいと思えている。失敗に対してネガティブな気持ちは抑えられている」と達観した口ぶり。泰然自若の構えで、五輪シーズンに臨んでいる。